人間失格

2年ぶり?2年半ぶり?の更新です。

今日、やっとやっと人間失格を観てきました。

映画はよく観るけど小栗さんが好きというわけではない友人たちと行ったのですが

観終ったあと皆が「手がめっちゃきれいやった!」と絶賛してくれて、

なぜか鼻高々の私でした。

 

監督のこだわりなのだろうけど、

頬に触れる手、煙草を挟む指先のことごとくを

太宰が色っぽく見えるように撮ってあって

そりゃあ女性たちはみんな好きになるよね、という感じでした。

 

太宰は清々しいほどの流され侍で、

家ではうざいくらいかまってちゃんで、

どこをとってもダメ男のニオイしかしないんだけど、

それがまた魅力でもあり。

 

そしてなんといっても美知子がよかったです。

宮沢さんはさすが。

褒めはしないけど誰よりも太宰の才能を信じていて、

誰よりも理解している。

美知子と太宰はどのシーンも大変印象深いものでした。

特に「壊しなさい」のところと、

インクのところ。

美知子には泣かされました。

 

蜷川監督ならではの色使いや花の使い方がきれいだったけれど

特に青色が印象的で、

蜷川実花=赤 というイメージだったので意外でした。