ミュージアム

怖そうだなどうしようかなと思っていたけれど思い切って観てきた。一人で行くと券売機の前で回れ右しそうだったので友達と。以下感想はネタバレです。
予告も正視できなかったのだがやはり「なんとかの刑」のところは超薄目で見てしまった(つまり殆ど見えていない)。それでもそれ以外はグロいところはほぼなくてもうあとはミステリーというか人間ドラマというか息もつかせぬ展開で怒涛の130分あまりだった。もちろん小栗さんはとても好きだが昔みたいな熱狂ぶりとは違うので映画も映画としてきちんと鑑賞できたと思う。作品の中の沢村という男を小栗さんと重ねることなく最後まで見届けたというか。全体に重く苦しく怖いのだけど嬉々としてハンバーグを作るカエル男におかしみを覚えたりほんのたまにクスっとできるところがあった。妻を撃って子を助けるかどうかという選択肢は自分だったらどうするだろうと思いながら観てしまった。そして後味悪いよと言われていたラスト。あれが示唆するものは勿論第2第3のカエル男の出現なんだろうけど自分としては幹絵の言葉にすがりたい。