〔犬〕病の記録(4)

診療終了時間少し前に電話をし犬が目覚めていることを確かめて病院を訪ねた。診断に至った経過を聞き摘出した脾臓や吸い上げた血液(300㏄あまり)を見せてもらう。その後バスタオルに包まれた犬が連れてこられる。あと1日遅かったら破裂していたかもと言われる。ここ数年老化と肝臓のせいか太ってしまったのだがそのぱつんぱつんの脂肪が脾臓の出血を圧迫して抑えていたのではとのこと。明日も様子を見に行きたかったが休診なのでと断られる。木曜に退院できるといいのだけど。

診察室の奥から連れてこられたときは床にそっと置いてもらうとよろよろしながら立ち上がりウロウロ。しかし数歩でよろけてへたりこんでしまう。何も見えてないような目と私たちを認識できてないような反応が哀れ。前腕の包帯(点滴)と腹部の剃毛跡が痛々しい。小さな体でよく頑張ったなあと思うがもしももう1度手術と言われても簡単には頷けない。