[舞台]醒めながら見る夢

千秋楽。今月2度目の森ノ宮ピロティホール。やっぱりこのホールは古くさくて好きになれない。駅から近いのはいいけど。辻作品に触れるのは本当に本当に初めてで身構えすぎたかもしれない。よさがわからなかった。震災を踏まえたことがわかるような筋立てで生きている者は前を向いて歩いて行かなきゃならないってことなんだと思う。「死者は生者の中でしか生きられないのよ」っていう台詞があってたぶんそれが最大のメッセージなんだろう。堂珍さんの歌が上手なのはわかってたけど村川さんも歌が上手で踊りも上手。驚いた。女優さんでも色々引き出しが多いのはいいな。肝心の村井くんはわりあい台詞もあって面白い役どころ。古川さんと常にペアで掛け合いありパロディあり踊りあり。村井くんを見つめているはずが踊りの場面ではついつい古川さんに目がいってしまう。だってとっても踊りがきれいなんだもの!ターンのきれいさはさすがというべきか。大楽だからということでカーテンコール時にひとりづつ挨拶があった。最後に辻さんご本人も登壇して挨拶。そうそう芝居が終わって拍手のときに即スタンディングオベーションだったけど「ええーーーみんなそんなに感動したのか!」と取り残された感が。自分としてはスタンディングするほどじゃなかったんだけどみんな立つと前が見えないからねー。しぶしぶ立ったよ(コラ)。まあ地方含めて長きにわたる公演おつかれさまってことでね(何様)。