年末年始の旅行その5アクシデント編

パリについてすぐヴェルサイユに向かった日の帰り道。日が暮れかけて肌寒くなりトイレに行きたくなったワタシ。でも宮殿はそろそろ店じまいでトイレも近辺にはなかったのでとりあえず駅まで我慢。改札の近くに表示はなく売店のどう見てもフランス語しか出来なさそうな白髪のおばちゃんにトイレの在り処を尋ねる。なんとか通じたらしくめんどくさそうに指差した先はホーム。改札を抜けるとホームの端っこにトイレがあった。身障者用も兼ねたバリアフリー的トイレ。お金が要るトイレもあるという話を思い出して一番近くにいた1号についてきてもらう。ほらなんせワタシ文無しですから。ドアの開け方がわからず右往左往してたら1号が切符がいるんちゃう?とポケットから取り出してスライドさせる。開きました。ふう。もれずにすんだ。1号を待たせて用を足す。ビロウな話で恐縮だけど小だけのつもりだったのになぜかちょっぴり大まで出現。外では次のお客さんが来たらしく1号がMYマムが入ってるとカタコトの英語で告げてるのが聞こえる。そして流そうとしたんだけど流し方がわからない!!もちろん自動で流れるわけでもないしボタンもなく床の突起もなにもない。押せそうな場所は全部押した。踏めそうなとこも全部踏んだ。でも流れない!!どこ??どこなの???必死になるも一人じゃ解決できず仕方ないのでとりあえずペーパーで便器内をカモフラージュしてこそっとドアを開け1号を呼ぶ。それで二人で必死で広い個室内を捜索したけどやっぱり見つからず。順番を待ってた人は黒人のお母さんと小さい息子くん。どうやら手を洗いたいらしい。事情をカタコトの英語と身振り手振りで説明し個室に入ってもらい(!)手を洗ってもらう。お母さんも一緒になって探してくれたけどやっぱり見つからず。そうこうしてるとまた次のお客さんが。誰もいなきゃそのままトンズラできるのに!!!次のお客さんは中間色のお姉さんと黒人のお兄さんのカップル。なんとか水を流したいワタシは教えてもらいたい一心で1号と二人また説明をしたんだけどこのカップルも水の流し方わからず。これを伝えるのもでも大変だったよね。中腰で座る→「ジャー」って流す手振りと声→「出来ないんです」みたいな英語もどき。それでカップルも捜索してくれたけどやっぱり見つからず。フランス人にも使いこなせないトイレってどうなん。もうどうしようもないんで後を託してトイレを出たよ。トイレを使いたかったのは黒人のお兄さんだったようで(汗)。発車ギリギリで電車に乗り込んだからきっともう会わないけど「ヴェルサイユ駅でうん●流さないで去った東洋人の女」って認識されてんだろうな。ええい旅の恥はかき捨てじゃい!でもホントどうやって流すんだったんだろ。