トロイラスとクレシダ

もう1週間も経つのかー早いな。蜷川シェイクスピア第6弾。「お気に召すまま」の初演を除いてはぜんぶ観てる大好きなシリーズ。今回は強いて言えば横ちんと圭ちゃんチェックで。オールメール初の悲劇ってことだったけどくすくす笑うところもいっぱいあって根底は陽という感じ。恋愛よりは戦いとか政治的かけひきに重きを置いてるのかな。月川さんは安定の女子力だし。なにあの細い肩。なにあの細い腕。通路すぐの席だったので序盤に月川さんが喋ってるのをドアップで眺めてたんだけど台詞は安定でも頬がひくひくしてて月川さんでも緊張されるのねーって思った。横ちんは強く逞しく人格者の長兄らしく立派な佇まい。もちろん声も最高に素敵。圭ちゃんはねー実はどこに出てるのかさっぱりわからなかった。1幕の終わりかけの頃に「もしかしてあれ?」って思ったぐらい。ブログなんかで見てきた柔らかく中性的なイメージは全くなくてすっごく男性的で顔が変わっちゃっててビックリした!!この舞台が終わると戻るのかな。この変貌が彼の成長なのかな。私の前の列はずらーっとパトロクロスの親類縁者の方々が並んでいて甥っ子姪っ子(たぶん)がパトロクロスが出てくるたびに嬉しそうにしてるのが可愛かった。このパトロクロスアキレウスがリアルBL風味で客席をわかせてた(もちろん私も)。今までは若手が中心だったけど今回のはベテラン勢が光ってる舞台だった。感想になってないな。とにかく言いたいのは面白かったってこと!!!衣装も相変わらずシンプル豪華でキレイだし一面にひまわりを配した舞台も奥行きがあってすごくよかった!いろんな意味で眼福眼福。