官僚たちの夏#3

もちろん心情的には風越寄りなんだけど玉木局長の気持ちもわかる。繊維業界を盛り上げてきた自分が倒産に追い込む形になるのはつらいに決まってる。大きな目で見ればそれが一番傷口が浅いということだもんね。だけどエライのは苦渋の決断をした玉木にせよ省内では精一杯尽力したけど不本意な結果になって企業から責められる鮎川にせよ言い訳をしないってこと。「いや僕は反対したんですよ」とか「したくてした決断じゃない」とか一言も口に出さないのが男らしいというかサムライだな。今の軟弱な男はこのドラマを見るがいいよ。